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コロナ禍における面会活動
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     コロナ禍の大阪出入国在留官局収容場(以下、収容所という。)では、被収容者の半数近くが帰国予定者であるという状況が長く続いています。帰国する予定があるけれど、新型コロナウイルスの影響で飛行機が飛んでいなかったために帰国できなかった被収容者や、帰国希望を約半年前に伝えたけれど、入管側に帰国を承諾してもらえていない被収容者もいます。入国者収容所及び収容場は、外国人を送還するために設けられた施設であり、帰国予定者や帰国希望者を何ヶ月にも渡って収容することは元来の目的に反しています。帰国が決まっている、又は早期の帰国を希望している被収容者の方々は、帰国までの間、仮放免されずに収容され続けることに疑問を持っています。


     また、出入国在留管理局内のコロナ禍における感染予防対策は十分とは言えません。例えば、日々の検温の記録・管理の不徹底や、被収容者の居室など生活する場に空気清浄機が設置されていないこと(面会室には有り)、そして収容所と外とを行き来する入管職員や新たな収容者に対してPCR検査を義務化していない、という現状があります。その上、施設は換気設備が整っておらず、被収容者の方々は、窓がない居室(見張り廊下を隔てた外壁にしか窓がない)での集団生活(通常は一部屋5,6人、現在は2,3人)をしているため、収容所内で感染者が出た場合にクラスター化する恐れが大いにあります。また、収容所での生活による疲労や持病によって、感染すると重篤化する危険のある方も多くおられます。入管は被収容者の健康と安全を保障する義務があるため、早急に感染予防対策の強化をするべきです。


     私たちが行っている面会活動には大きな意義があります。まず、被収容者にとって面会は大きな役割を果たしています。仮放免者の方や収容者の方々から、面会をすることで勇気や元気をもらえるという意見をいただきます。面会を通じて、入管内の劣悪な環境の中で長期間生活し続ける過酷さを強く感じます。また面会によって、入管職員の被収容者に対する動向の監視を行い、被収容者の人権を守ることに繋がっています。また私たち支援者は面会活動で実際に被収容者とお話することで、当事者である彼らの声に即して被収容者の仮放免や日本での暮らしをサポートしつつ、入管内で行われている人権侵害や不正を表面化・社会問題化することができます。また、被収容者の方々のそれぞれの事情や現状を聞く中で、被収容者が私たちと何も違わず、ただ普通の生活を送る権利を求めているだけなのだと知り、日本国内で不当な扱いを受けている外国人が確かに存在するということを肌身で実感することができます。この感じたことを今後も発信していきます。

     

    | - | 17:47 | comments(0) | - |
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